手首・前腕の筋トレ9選!専用の器具無しでペットボトルで鍛える方法!
・前腕を太くしたい。
・自宅で効果的に鍛える方法を知りたい。
このような方へ、
- ペットボトルを使って手首・前腕を鍛える方法を8種目
- 自重で手首・前腕を鍛える方法を1種目
紹介します。
前腕とは、手首から肘までのこと。
自重で鍛えるとは、自分の体重を負荷にして鍛えること。
効果的に鍛えるために筋トレの「回数・セット数・頻度」などについても紹介しますので、参考にしてください。
記事の内容
手首・前腕の筋トレとは「前腕屈筋群・前腕伸筋群を鍛えること」
手首・前腕の筋トレとは、手首から肘にかけてついている筋肉、
- 前腕屈筋群 = ぜんわんくっきんぐん
- 前腕伸筋群 = ぜんわんしんきんぐん
を鍛えることを言います。
前腕屈筋群と前腕伸筋群は、主に下記の8つの動き行うのですが、
- 「背屈 = はいくつ」手首を反らせる
- 「掌屈 = しょうくつ」手首を曲げる
- 「撓屈 = とうくつ」手首を親指側に曲げる
- 「尺屈 = しゃっくつ」手首を小指側に曲げる
- 「回外 = かいがい」手のひらを上(正面)に向ける
- 「回内 = かいない」手のひらを下(背面)に向ける
- 「肘の屈曲 = ひじのくっきょく」肘を曲げる
- 「肘の伸展 = ひじのしんてん」肘を伸ばす
水の入ったペットボトルなどの重りを持ってこの動きを行うと、手首・前腕を鍛えることができます。
下記のような方は、手首・前腕の筋トレがオススメです。
- 手首を強くしたい方。
- 前腕を太くしたい方。
- 握力を強くしたい方。
- 腕相撲が強くなりたい方。
などなど。
手首・前腕を鍛える筋トレ方法を9種目紹介
それでは、手首・前腕を鍛える筋トレ方法を9種目紹介します。
筋トレ初心者の方やメニューをお持ちでない方は、下記を参考にしていただければと思います。
回数・セット数・種目数・頻度・タイミング▼ 回数・セット数
1セット15〜20回・3〜5セットで限界がくるように負荷を調整して行う。(セット間の休憩時間1分30秒〜2分)限界ギリギリまで追い込む必要はありませんが、負荷が弱すぎると効率的とは言えませんので、自分に合う負荷で行うようにしてください。※負荷の調整の仕方は後述します。 ▼ 種目数重点的に手首・前腕を鍛えたい方は1回の筋トレで複数種目行う。
▼ 頻度週に2・3日を目安に行う。
筋肉を効率よく成長させるには48時間以上あけたほうが良いと言われています。そのため、やりすぎると非効率になるおそれがありますので注意してください。これから筋トレの習慣をつけようとしている方は週に1日でも大丈夫です。慣れてきましたら日にちを増やしてください。
▼ タイミング
出勤前やお風呂に入る前など、自分のライフスタイルに合わせて行う。 ▼ 注意事項
※筋トレ中に気分や体調が悪くなったらすぐに中止する。
※筋トレ中は呼吸を止めないようにする。(基本的に力を発揮するところで息を吐く。息を吸うことよりも吐くことを意識するとやりやすくなる。)
1「リストカール」
1.右手でペットボトルを握り → 膝を床につき → 椅子の座面に手の平が上を向くように前腕(手首から肘まで)をおき → 右手の手首を下に反らせる。
※右腕が動かないように左手でおさえて固定する。
※椅子でなくてもテーブルなどでも大丈夫です。
・3〜4秒くらいかけて手を下げると負荷が上がる。
・ペットボトルを大きくする・ダンベルを重くすると負荷が上がる。
2「リバース・リストカール」
1.右手でペットボトルを握り → 膝を床につき → 椅子の座面に手の甲が上を向くように前腕(手首から肘まで)をおき → 右手の手首を下に曲げる。
※右腕が動かないように左手でおさえて固定する。
※椅子でなくてもテーブルなどでも大丈夫です。
・3〜4秒くらいかけて手を下げると負荷が上がる。
・ペットボトルを大きくする・ダンベルを重くすると負荷が上がる。
3「ラジアル・フレクション」
・3〜4秒くらいかけて手を戻すと負荷が上がる。
・ペットボトルを大きくする・ダンベルを重くすると負荷が上がる。
4「ウルナ・フレクション」
・3〜4秒くらいかけて手を戻すと負荷が上がる。
・ペットボトルを大きくする・ダンベルを重くすると負荷が上がる。
5「スピネーション」
1.右手でペットボトルの飲み口部分が内側を向くように底部分を握り → 膝を床につき → 椅子の座面に手の甲が上を向くように前腕(手首から肘まで)をおく。
※右腕が動かないように左手でおさえて固定する。
※椅子でなくてもテーブルなどでも大丈夫です。
・3〜4秒くらいかけて手を戻すと負荷が上がる。
・ペットボトルを大きくする・ダンベルを重くすると負荷が上がる。
6「プロネーション」
1.右手でペットボトルの飲み口部分が外側を向くように底部分を握り → 膝を床につき→ 椅子の上に手の平が上を向くように前腕(手首から肘まで)をおく。
※右腕が動かないように左手でおさえて固定する。
※椅子でなくてもテーブルなどでも大丈夫です。
・3〜4秒くらいかけて手を戻すと負荷が上がる。
・ペットボトルを大きくする・ダンベルを重くすると負荷が上がる。
7「リバースダンベルカール」
両手でペットボトルを横向きに持ち → 足幅を肩幅くらいにして立ち → 脇をしめて両腕を下に伸ばし → 手の甲を正面に向けて太ももの前にペットボトルがくるように構えて → 前腕を使って「肘を曲げる → 伸ばす」を繰り返す。(15〜20回/3〜5セット)
※脇をしめて行う。
・3〜4秒くらいかけて肘を伸ばすと負荷が上がる。
・ペットボトルを大きくする・ダンベルを重くすると負荷が上がる。
8「ハンマーカール」
両手でペットボトルを縦向きに持ち → 足幅を肩幅くらいに広げて立ち→ 脇をしめて両腕を下に伸ばし → 手の甲を外側に向けて太ももの横にペットボトルがくるように構えて → 前腕を使って「肘を曲げる → 伸ばす」を繰り返す。(15〜20回/3〜5セット)
※脇をしめて行う。
・3〜4秒くらいかけて肘を伸ばすと負荷が上がる。
・ペットボトルを大きくする・ダンベルを重くすると負荷が上がる。
9「フィンガーティッププッシュアップ」
四つん這いになり → 手の幅は肩幅よりやや広めにして → 手の指を開き→ 手の平を浮かせて指立ちになり → 足を浮かせて膝立ちになり → 手の指・手首・前腕を使って、ゆっくり肘を「曲げる → 伸ばす」を繰り返す。(15〜20回/3〜5セット)
※前腕(手首から肘まで)が床に対して垂直になるように行う。
※上腕(肘から肩まで)が床と平行になるくらいまで肘を曲げる。
※肘を曲げた時に手の位置が胸の下あたりにくるように行う。
※手首を痛めなように注意する。
※顎上がって背中が反らないように注意する。
・肘を曲げる角度を浅くすると負荷が下がる。
・足を床につけて行うと負荷が下がる。
・膝を床から離して行うと負荷が上がる。
・3〜4秒くらいかけて肘を曲げると負荷が上がる。
※負荷を調整しても軽い方は回数を増やす。
以上で「手首・前腕の筋トレ方法の紹介」は終わりです。
手首・前腕の筋トレ後は、手首・前腕のストレッチを行うことをオススメします。
次の項目で「手首・前腕のストレッチ方法」について紹介していますので、ぜひご覧ください。
手首・前腕の筋トレ後のストレッチ方法を1種目紹介
ここでは、手首・前腕の筋トレ後に行う、ストレッチ方法を1種目紹介します。
筋トレをした後に、手首・前腕のストレッチを行うと「柔軟性の維持向上・疲労回復」などの効果が期待できますのでオススメです。
下記にストレッチを行う際のポイント・注意事項について簡単にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
▼ ストレッチを行う際のポイント
※深い呼吸をゆっくり繰り返す。
※ストレッチのポーズをとって30秒キープする。
※痛気持ちいいを目安に筋肉を伸ばす。
※硬い部位を優先的に伸ばす。 ▼ 注意事項
※ストレッチ中に気分や体調が悪くなったらすぐに中止する。
※ストレッチ後に現在かかえている症状が悪化したら以後控える。腕を前方に伸ばす手首・前腕のストレッチ
このストレッチは2つのやり方があります。
1「手の甲を自分に向ける」手首の内側が伸びる
2「手の平を自分に向ける」手首の外側が伸びるやり方「手の甲を自分に向ける」右腕を前方に伸ばし → 手の平を上に向け → 左手で右手をにぎり → 息を吐きながら、右腕の手首の内側が伸びるように左手で右手を引き寄せ → 適度に伸びるところで15〜30秒キープする。これを1〜3セット行う。左腕の手首も行う。
※左手で右手を引き寄せる強度を調整し痛気持ちいいを目安に右腕の手首の内側を伸ばす。
やり方「手の平を自分に向ける」
以上で「手首・前腕のストレッチ方法の紹介」は終わりです。
下記の記事で、他にも手首・前腕のストレッチ方法を4種目紹介していますので「他の種目の手首・前腕のストレッチを行ってみたい方・ここで紹介した手首・前腕のストレッチが合わなかった方」などは、ご覧ください。
自宅で全身を鍛えたい方はこちら
自宅で全身を鍛えたい方は下記の記事がオススメです!
- 「胸筋・背筋・腹筋・肩・二の腕・前腕・おしり・前腿・裏腿・内腿・ふくらはぎ」など、部位ごとに自重で自宅で行える筋トレ方法
- 筋トレ初心者の方へ「筋トレメニューの作り方」
などについて紹介しています。
自重でできる筋トレとは?グッズなど使わずに自分の体重を負荷として行う筋トレのこと。なお、自重の筋トレに慣れてきましたら「トレーニングチューブ」「バランスボール」など、宅トレグッズを持っておくと負荷を上げて効率よく筋トレが行えるようになりますのでオススメです。
下記の記事でトレーニングチューブとバランスボールの使い方について詳しく紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
まとめ
手首・前腕の筋トレとは、主に前腕についている「前腕屈筋群 = ぜんわんくっきんぐん」と「前腕伸筋群 = ぜんわんしんきんぐん」を鍛えることを言います。
これらの筋肉を鍛えると、
・手首が強くなる。
・前腕が太くなる。
・握力が強くなる。
・腕相撲が強くなる。
などのメリットがあります。
手軽にご自宅で行なえますので、ぜひ実践してみてください。